world_watch

by Koukanooto

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released November 6, 2016

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Koukanooto Tokyo, Japan

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Track Name: Auxo
「Auxo」


花やぐ君の体温を、思い通りにしたくって、
きらめく僕の夢達を、塗り潰したりしてたんだ。

異国情緒の量り売り、
彩る白の残酷さ、
恵む君の眼、兎の眼、
裏切る日々の刹那ささ。

もうすぐ春を待つ季節。
世界にさよならする季節。
だけど子供の指先は、
いつも凍えて千切れてく。

怖い世界の真ん中で、
やさしい味のミルクティ。
遠い瞳の女の子、
テレビの時間はもう終わり。

ソーダ水の海と、離ればなれの空の色。
耳すまして憎む、花のように。
溺れ死ぬその前に、伝えておきたい言葉たち。
息きらして誘う、夜の中。
ミルク色した夕暮れ滲む、
星と、水と、世界と音と。

いくつもめぐる人の眼に、
映り続ける運命を、
君と一緒にあざ笑え、
秘密をひとつ分け合おう。

魔法の杖を失くしても、
ヒカリちりちり舞い踊る。
タブーばかりを繰り返せ。
さみしい君を思い出せ。
Track Name: strawberry
「ストロベリィ」


冷えた苺のような君
まるいココロを甘くして
僕のことなど気にせずに
凍る世界をジャムにして

赤い木の実の毒色の
可愛い服の神様は
なんにもしてくれないけれど
絶望だけを見せつける

心のうちにいっぱいに
満ちてるものを灰にする
君がそうっと教えてくれた
遠い向こうへ沈む空

耳に優しい言葉だけ
集めることに意味はない
だけど世界の出口では
天使なんて待ってない

それなら僕は今ここで
眼玉をえぐってしまおうか
見たい景色がないのなら
死んでるように生きようか

走れないから歩きたい
咳き込む声で歌いたい
耳をすませて秋みたい
指がかじかむ秋みたい
Track Name: too far from here
「遠過ぎた部屋のいちばん奥で」

遠く近く聞こえる、
水の音を頼りに、
僕達の運命を、
少しずつたどってゆくよ。
 
花や樹々や風のこと、
曖昧な心のこと、
真夜中に眼が醒める時、
少しずつ知ってゆくよ。
 
もう少し嬉しく、
もう少し静かに、
穏やかな希望を、
砕いては棄ててゆくよ。
 
春の夢のさなかに、
誰よりも可愛く、
色褪せた洋服を、
破いては棄ててゆくよ。
 
冬休みに、君が会いに来ると、
架空の手紙が、嘘を告げているよ。
薔薇色をした、僕の羽根の上、
息をはずませて、君は走ってた。

 
冬という名のたゆたう季節が、ひとつの僕を終わらせるよ。
春という名の風吹く夜が、雨を呼んでは花を咲かせるよ。
凛々しい君は幼過ぎた、僕は歳をとり過ぎていた。
もっと遅く生まれたかった、君と一緒に死にたかった。

手紙を燃やした炎の先で、何が僕を待ち受けてるの。
朝もやの中の約束を、君は憶えていてくれてるの。
君の身体の香りを思うと、むねの中を風が吹き抜ける。
寒くてひとりで心細くて、そっと手を組んで祈る。

桜。
菜の花。
雪柳。
よもぎ。
木蓮。
雨の中。
ミルク。
憂鬱。
朝の闇。
 
 
長いこと使ってない、言葉を吐いてみた。
例えばリリシズム。例えばヒロイズム。
川面を歩く夏の夜。見えなくなった冬の夜。
ミルクはこぼれても、時間は戻るんだ。
 

悲しいくらい涙が透んで、鏡に時計を映してみれば、
約束がまだ果たせないまま、時間が逆さに廻りだすよ。
春の陽射しが眩し過ぎて、まぶたの裏を紅く染める。
紅い嘘が見破れないまま、幸せに暮らしていけた。
 
どうして僕達、離ればなれになるの。
宇宙の法則、何を決めているの。
村祭りの日、踊り出せ娘。
昨日の出来事、もう思い出せないよ。
 
Track Name: behind you
「君の裏側」


君の胸の柔らかさ 思い出して張るバリア
君の気持ちの柔らかさ 思い出して張るバリア

見る影も無く鮮やかに 僕の身体で生まれる卵
跡形も無く清らかに 僕の身体で孵る卵

必ず何処かにいる僕を 見つけられない君の眼を
病気みたいな細い指で 握り潰して会いに行く

昨日の記憶は削られて 枯れ草に混ぜて埋められて
見たことも無い花が咲いて 僕は何も知らずに食べる

見えない壁が眼に見える そっとてのひらあててみる
粒のスキマが眼に見える 境い目なんて初めからないのに

煙りの匂いが鼻をつく 何処かで子供が花火をしてる
君のココロの裏の方 僕は稲穂に火をつける


眼から流れ落ちる水 ずっと前から透けてたバリア
身体が空に堕ちていく 見るためだけに透けてたバリア

果てがあるかも知らないままに 僕の身体で育つ卵
「もう還らない」それだけ思い 僕の身体で越えるライン

必ず何処かにいる僕を 見つけられない君の眼を
病気みたいな細い指で 握り潰して会いに行く

煙りの匂いが鼻をつく 何処かで子供が花火をしてる
いつも離れた日を想う 僕は葡萄を踏み潰す


昨日の記憶は削られて 枯れ草に混ぜて埋められて
見たことも無い花が咲いて 僕は何も知らずに食べる




まるで激しい恋のように
まるで生まれた日のように
まるで短い生のように
そして静かに眠るように



 
Track Name: blossom
「桜よりも綺麗」


毎年花が散るように、君のドレスの裾が廻る。
世界が意地悪するように、君と言葉が通じない。

どこまで行けば、どこまで歩けば、
青い世界に追いつけるだろう。
遥かな君、簡単に飛んでは、
僕に絶望を突き付けるだろう。

手に入らないものなら、最初から見たくないよ。
僕に愛せない人なら、最初から会いたくないよ。

ねえもっと、わがままをきいて。
ずっとずっと、僕のそばにいて。
でも春になれば桜が咲くように、
僕らしくねなんて、よくも簡単に言うね。

電車の窓から見た桜並木、手が届かないところが僕らしい。
綺麗なものを見たかっただけなのに、眩しくて眼を閉じてしまう。


何故だか急に、春になりたい。
でも旧い約束が、僕を支配する。
戸惑いながら、告白したい。
僕は最初から、間違えていたと。


叶わない願い、水に浮かべて、
夢と一緒に、流してしまおう。
夜と朝の間に満ちる、
ほんの一瞬の、青い時間に。